議会で明らかになった土地の不正取引に関して。。。

今12月定例会において亀岡市住宅公社と亀岡市土地開発公社との間で、過去に不正な土地取引が行われていた事実が一般質問に立った議員の指摘で明らかになりました。

この件についての事実関係や、調査委員会設置について新聞でも報道されていることもあり、私も議員の一人として自身の考えも明らかにしておくべきと思いました。

 まず、この件の経緯は概ね次のようなものと理解しています。

平成18年当時、住宅公社は融資を受けていた三井住友銀行より借入金5億円の返済を迫られましたが、返済できるような資金繰りではなかったようです。

そこで、住宅公社の持っている(三井住友銀行の担保となっていた)土地を、土地開発公社がJA京都からの融資5億円を受けて買い取り、住宅公社はその資金を三井住友銀行への返済原資に充てたようです。住宅公社の債務を土地開発公社が肩代わりをしたという状況です。

土地開発公社が土地を取得するにはルールが定められていますが、そのような手続きは踏まれていないようです。また土地開発公社は亀岡市が債務保証をする会社ですので、もし融資が焦げ付いた場合は亀岡市が返済をしなければならなかったわけです。

平成20年3月、土地開発公社の健全化を進めるために同公社の所有地を見直していた際に、本来持っていないはずの土地を所有していることに両公社のトップ(市長・副市長)が気づき、最終的には18年当時の取引を無効とするため、住宅公社が京都銀行から融資5億円を受けて、その資金で土地開発公社はJA京都に借入金を返済した、というものです。

 一連の処理では次のような点が問題視されるところです。 

  1.住宅公社及び土地開発公社の当時の決算書に一連の取引にまつわる報告が記載されていないこと。

  2.土地開発公社が土地を取得するための正式な手続きを踏んでいないこと。

  3.一連の取引が両公社理事会の承認を得ていないこと。

 この他にも違法性まではわからないものの、

  4.金融機関との融資交渉が担当者単独で可能だったかどうか。

  5.20年3月に不正取引を知り得たのち、両公社理事会等での説明、また議会に対する説明がなかったのは何故か。

  6.不正を知り得て後、1年近く当該人物を雇用していたのは何故か。

など疑問点もあります。

 

尚、この件に関して、行政の行う調査を確認するとともに、議会としても疑問点について調査を行うために、調査特別委員会を設置しました。

その際、強制力のある百条調査権の付与ついて意見が分かれましたが、私としては百条調査権を持たない委員会設置案に賛成しました。結果は同じ案に賛成でも会派の中にも様々な考え方はあるのです。

 私は百条調査権の付与が間違いとは思っていません。疑惑を明らかにするにはより良い方法だと思っています。

しかし私としては、ここしばらくの間に亀岡市役所で起こっている様々な不祥事も結局のところ、議会が百条で調査することで改善するのではなく、行政組織自らが高い倫理観と自浄能力を手に入れない限り、次なる不正を生むだけだ、という思いもあって、甘いと思われるかもしれませんが、崖っぷちに追い詰められている組織の自力再生の最後の機会と考えているのです。

もちろん、これから行われる委員会で行政が辻褄の合わない調査報告を行ったり、この先更なる隠ぺいを行うようなことが懸念される場合には、百条委員会への移行を求めることになると思います。

外側からの圧力で変わることと、内側からの変革で変わることは、私は違うものだと思っています。やはり、自分から、内側から変わらなければならないと思います。 本当にギリギリのところにあると思うから最後の機会だと思っています。

私はこの調査特別委員会委員には入っておりませんが、最後の機会を行政がどう活かすのか、思いを同じくする仲間と共に、注意深く見ていきたいと思います。

 (尚、私の事実誤認や理解が不十分な点が判明した場合は記事を訂正することがあります。)

 

追記

この記事の中で「市長が懇意であった議員にその処理方法について相談した」旨の記述をしていましたが、土地の売買など相談内容の全てを明らかにした状態で話を持ちかけられたのではなく、また一連の処理が議員からのアドバイスによってなされたのではない、ということが調査特別委員会の中で明らかになりました。

現時点では適切な表現ではないと判断しましたので、この部分については削除いたしました。(平成24年1月14日)

議会で明らかになった土地の不正取引に関して。。。” への3件のコメント

  1. 今回100条ではない方の案に賛成した中でも意見はいろいろなのですね。
    本当に追及するつもりのある方もいる・・・けど、ほとんど納得しているので確認だけしたいという方も。。
    なので、必要に応じて切り替えると言っても、実際そこで必要性の有無について合意を得るのは大変ではないかと心配しています。
    できるだけ傍聴に行くつもりですが・・・UST中継してほしい~

  2. 処理について相談を受けた事実はありません。
    最後、京都銀行から融資を受けた後、上手く返済する術はないかと訊ねられただけです。

    これについては私に対する名誉毀損です。
    特別委員会の中で市長を問いただすことに
    なりますねぇ…(笑)
    先輩も優しいと思います。

    隠蔽までした「内部」をもう一度信用するのですから。
    無駄だと思いますよ。
    職員の単独犯行を信じるなら別ですが。

  3. その通りや。よく整理されてわかりやすい!w
    まつぐさんらしいww

    しかし・・・困ったもんですのう^^=おっさんらー^^(断固、おっちゃんではない!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>